私は日々を生きている。
その中で「心のたゆたい」は常に繊細な波のように様々な形をして現れては消え、現れては消えを繰り返している。その現象は人間的でありつつも自然的で純粋な揺れである。
私はそのような現象を捉えようとしている観測者である。
宇宙を描き、観測し、感動し、自身が宇宙であることに気がつき、それを描いている。その繰り返しをしている。

FLOUでは、二日間かけて作品を描く。その表現の時間や場は、人々の生きてきた日常、日が昇り、光が差し、日が落ちて、夜になる時間。風や、草木の流れ。暗さ、心のたゆたい。
そのようなものが大きな動きの中で交差する場となる。そしておそらく、新たな流れが生まれるだろう。